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エジプト -Egypt-

ヨルダンの国境近くアカバから、フェリーでエジプトに入国。いよいよ、アフリカ大陸です。なぜかフェリーに乗ったとたんに、鼻血が出てました。アフリカに興奮したようです。

フェリーを降り「エジプトのイミグレーションはどこ?」と、係員に聞いても分からないと言われ、あちこちで聞き回ります。ようやく「あっちだ」と言われ、パスポートに切手のビザを貼られて終了です。そこから、ダハブというスキューバで有名な所に向かいます。

ダハブの海(紅海)は本当にキレイです。海は世界中にあるけど、本当にキレイな海は案外少ないと思います。当時、ここには「サン」という日本人びいきのレストランがありました。欧米人が来ると、忙しかったら軽くあしらったりするのだけど、日本人は「いつまでも、いていいぞ」みたいな感じで開放してくれ、シュノーケリングの道具もタダで貸してくれます。メニューにも「日本人は大盛り」と、日本語で書いてあります。

当然、日本人のたまり場になります。頭がツルツルで、海坊主みたいなオーナーのアリ。従業員もアリしかいません。暇だと、バックギャモン(「西洋すごろく」と言われている、ボードゲーム)をやろうと言ってきます。たいがい店は暇なので、たいがい言ってきます。

ダハブでは久しぶりに、スキューバーをやってみました。ダハブに来る2年前に、タイのタオ島でライセンスは取ってましたが、それから潜ってないのでほとんどやり方を忘れていました。ダハブの日本人インストラクターはなかなか厳しく、水中の中ではよくゴツゴツとこずかれました。旅してから、久しぶりに日本語で怒られて、結構へこみます。できれば人に怒りたくないし、怒られたくないものです。

でも、海はキレイだし、日本インストラクターも陸に上がれば、優しい生き物なので割と楽しかったです。夜はレストラン「サン」で月を眺めながら、足下の海の音を聞きます。かなりパーフェクトな夜がそこにあります。

ダハブから夜行バスで、首都カイロに移動します。夜中に検問があり、乗客全員を降ろして、チェックが始まります。

話は変わりますが、この時、僕は日本のエロ本を所持していました。トルコのイスタンブールの宿で会った日本人に、僕がこれからエジプトのカイロに行くことを伝えると「カイロに有名な日本人宿があるから、そこに日本のエロ本を持っていって欲しいんだよね。そこの人達に頼まれたからさ。お願い!」と言われ、ちょっぴりむっつりな僕は快く引き受けます。

中東で何回か検問がありましたが、別に問題もなく「楽勝だな、アラブ人なんて」と思って、「まあ、エジプトも大丈夫だろう」と、バスの中で軍服を来たエジプト人がチェックしてる時も余裕こいていました。

乗客全員をバスから降ろして、今度は軍人が一人一人の荷物まで調べてきました。おお、マジか。その時もバックパックの奥の方に入ってたので、平気だろと思っていたら、ピンポイントで僕のエロ本を当ててきました。乗客全員の前で、僕のバックからそれを無理矢理取り出そうとしてきたので、さすがに「NO!NO!」と言って止めました。NOと言える日本人になれた瞬間です。

「なんだ、これは?」と言ってくるので「グラビア雑誌」と、焦ってる僕は思いっきり日本語で答え、納得してないエジプト人がまた取り出そうとするから「友達にプレゼントするんだよ」と英語で言ったら、バックの中でエロ本を読み出しました。だんだん、奴の顔がニヤニヤしてきたので「ダメ?」と弱気で聞いたら、なんか訳のわからない言葉をしゃべってきて(「アホだ、アホだ」と、聞こえました)、「おまえも男だな」みたいな顔をされて、解放されました。いや、久しぶりにビビりました。その後、無事に宿までエロ本も届け、宿の日本人からも「なかなかの上物で」と、お褒めの言葉を頂きました。

おっぱいは、国境を超える。

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